2025年2月7日
CROCODILE
(原宿)
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(第一部)
Lovin'
風の中のストーリー
秘密基地
Lady
アンジェリーナ
Love Me Tender
(第二部)
体より心が
Breezing Blue
Let's Stay Together
夢の隣に
エール
凹んでんじゃねえ
忘れかけた空
(En)
Just Dream On
Eternity

2025年の年明け初ライブは、ツインギターでのCROCODILEから。
ステージ上、諸岡さんの立ち位置の傍らには、いつものアコギの他にもう1本、通称ポンきちの姿が。
先日、名古屋のイベントでライブデビューを果たしたギターが、満を持して?クロコにも登場♪
定刻を少し回った頃、メンバーの皆さん、続いて諸岡さんがステージへ。

<本日のメンバー>
土方隆行(Gt)/小南数麿(Gt)/中野周一(Drs)/住吉中(Ba)/恩田直幸(Kb)
まずはアコギを手にひと鳴らし…からの"Lovin'"
絞ったサビの第一声から、一気にフルバンドが重なるアレンジで、
いつもより音が強いー!というのが最初の印象。
圧…というか、ここまでバンドが強く聴こえるのは久々な気がします。
これだと歌声が音に埋もれそう?と思ったのはまったくの杞憂で、
1コーラスが終わるあたりには雲散霧消しておりました。
ラスサビの土方さん、からのツインのユニゾンが気持ちよかったー!
曲終わりから続いて、諸岡さんがメンバーさんに何かをささやいて
カウントを入れ…たものの、次へのセットが間に合わないメンバーから
「ちょちょちょ…!」と待ったがかかる、という珍しいシーンが。
そこから改めて、ぱしりと合わせて"風の中のストーリー"がスタート。
小気味いいリズムと、重さ軽さを併せもつ音たちに乗せて歌う諸岡さんは、何ともいい笑顔♪
そのまま、再びアコギをかき鳴らして"空"へ。
麿さんがボトルネックでスライドギターを奏で、土方さんはスタンバイ。
アコギのボディを軽く叩いてのアカペラでの1フレーズ、沁みました…。
2コーラス目からは一転してバンドで。
ここでのベースの音色が深くて柔らかくて、それなのに艶っぽくて。
気付けば耳がそのラインを追いかけておりました。
この曲の1フレーズ、"見上げれば…♪"の前に入るベースラインが特にイイのです…!
アコギの音色の余韻に拍手が重なって、本日初めてのMCタイム。
今日はしゃべらずにずっと歌おうと思ってたけど、という諸岡さん。
どうやら2曲目の前にMCが入るはずだったようで。だから待った!だったんですね(笑)
さすが、諸岡さんのライブは何が起こるかわからない…という噂(?)は伊達じゃない。
フロアには同級生の方がいらしているそうで、ツアーの話題から"秘密基地"へ。
アンコールやラストで歌われることが多いので、第一部、しかも中盤という構成は珍しいかも。
諸岡さんは途中からギターを置いてマイクを手に。
さらに情感のこもる声、空を振り仰ぐような仕草、巡らせる視線。
ツアーでの1つ1つのステージ、見上げた空と繋がる出会いと…そんなこんなを思い返しつつ、
そっと音に乗せて歌われた「かけがえのない宝物」の1節に万感、でした。
ひと息をおいて、土方さんの弾く印象的なイントロフレーズから"Lady"
"光となって…"で天を指し、ラスト近くのサビ前ではタメから手拍子を誘って…と
楽しげに歌を操る諸岡さん。
初めて聴いた時からお気に入りで、ライブのたびにますます眩しくなる、大好きな1曲です。
そして、暗転からの周ちゃんのカウントで"アンジェリーナ"
イントロ終わりで諸岡さんは弾いていたアコギを下ろし、マイクを手に。
何かから放たれたかのような、からだ全体で歌う、勢い倍増の声が熱かったー!
フィンガーホイッスルをキメて、フェイクもたっぷり。
前に出て「顔」でも弾く麿さんと、熱さの中にも渋く抑える土方さんのツインギターの妙、
そしてラストの怒涛のバスドラ連打まで、一気に駆け抜けていく疾走感が最高でした!
軽めのMC、そしてそこから「愛してる、って言ってますか?」の一言が。
しっかり反応するフロアの皆さま、さすがです♪
曲はもちろん"Love Me Tender"
動画撮影OKが出たものの、愛を叫ぶために(?)撮らなかったヒトがここにおります(笑)
ステージ上もフロアも笑顔に包まれて、ここで第一部が終了です。

少し長めのインターバルを挟み、第二部はエレアコを手にしての"今"から。
歌声も表情も、そしてふとした手の動きまでが優しい響きを奏でる、珠玉のバラード。
しっとりと浸ったところを、麿さんのギターが一閃して"体より心が"へ。
バンドならではの、この緩急がたまりません!
キレッキレのソロに、ラスサビですぱーん!と一拍入る音が最高にカッコよかったー♪
去年はこの曲が"巷で噂の…"でしたが、さてさて今年は何の曲が噂になるでしょう、と
たっぷりのMCタイムがスタート。
「コーラスのできるギタリスト」の一言で、麿さんが紹介される前から吹き出すフロアの一隅(笑)
ここからは麿さんも加わって、コーラスが難しい曲をね?と"Breezing Blue"のコーラス部分をひとしきり…から
その1フレーズにカウントを繋いで演奏へ。
伸びやかな諸岡さんの声に重なる、土方さんのカッティングが気持ちいい。
間奏での恩田さんのソロ、そこからの土方さんのソロ…の流れに痺れ、アウトロに震え…。
そんな贅沢な音たちを、心ゆくまで堪能させていただきました。
ここで諸岡さんはギターを置き、「今の曲よりもっと古い…2ndシングルを」と
まさかの"Let's Stay Together"、ついにバンドで演ってくださいましたー!!
私にとっては色々と思い出深い1曲。
このメロが好きすぎて、打ち込みで遊んでいた20代の頃、初めて耳コピしたんですよねー。
当時のガラケー(時代…)に自作で着メロ打ち込んで、ずっと使っておりました。
諸岡さんに、いつか生で、バンドで歌うこの曲が聴いてみたい…と話したことがあるのですが
実はその願いは、アルバム"秘密基地"がリリースされてから特に強くなっていたもので。
"Lady"を初めて聴いた時、なぜかこの"Let's Stay Together"が脳裏に浮かびまして…。
そうか、「レール」で繋がるんだ、とひとり頷き、いつか同じセトリの中に入る日が来ることを
密かに夢見ていた(そして、おそらくリリース期以外、バンドで演られたことがない曲なので)
夢で終わるだろうなー、と思っていたのです。
それがツインギターのバンドで、ハンドマイクで、そして"Lady"と同じライブの中で!も、イントロ鳴り出す前から涙ですよ><
恩田さんの繊細なピアノの音色と、今の諸岡さんだからこそ、の深みを感じる歌声の響きに酔い、
生きててよかったー!と、ひとり感極まっていたのでした。
まさかこんな日が来るとは…ありがとうございます!
そして、先日他界された、編曲を手がけられた新川さんに贈るつもりで…と"夢の隣に"
諸岡さんの「僕たちの夢の隣にいてくれてありがとう」の言葉から、周ちゃんのカウントが入って
そしてツインギターがユニゾンで奏でるイントロへ。
この原曲アレンジ、歌い出しの声の静けさとの対比が素敵なんですよね…。
音につれて、まるでステージが広がっていくような感覚。これ、久しぶりに味わいました。
間奏のベースに射抜かれ、そして諸岡さんが絶妙な間合いで入れるブレイクと手の動きに見惚れ。
ラスサビ前のソロは麿さん、そこに音ハメからフェイクを挟んで歌い上げた後の一瞬の静寂は
知らなければ曲終わりかと聴き紛うほどの鮮やかさ。
最後は息をのむほどのタイミングで再びドラムが重なり、アウトロの豊かな響きへ。
ライブで幾度となく聴いてきたこの曲ですが、原曲をなぞりながらも新しい響きが鮮烈でした。
…これがあるから、ライブってやめられないんですよね。
拍手がひくのを待って話し始めた諸岡さん、「ベースを弾き始めて50年!」と中さんを紹介。
それに応えて「16歳の1月3日に弾き始めた」と言う中さん。日付まで覚えてるって凄い。
もっと長いのが…と振る諸岡さんに、「60年!」と笑顔で答えたのは土方さん。
8歳からかな、ってこちらも凄い。
そして、中さんのベース50周年を祝って"エール"
途中、"Wow Wow♪"のコールをフロアにも振ってくれました!
そのまま続けての"凹んでんじゃねえ"でも"Keep On!"のCallを煽って、熱気はますます上昇。
ソロの応酬に加えて、ラストでの麿さんの弾きっぷりから繋ぐ王道の締めが圧巻でした!
大きな拍手と歓声の中、諸岡さんの「リハと全然違うことをよくやるんですが…」からの
「今からそれ、やります!」の言葉と、即座にOK!と応えて全く動じないメンバーの面々。
最後に歌いたい…という気持ちがあって、とアコギを爪弾きながら語り始める諸岡さん。
いつもはフレーズに歌い語りを乗せる"忘れかけた空"ですが、今日は「語り」でした。
しっとり、ゆっくりと指先から流れ出す音に、ふわりと声を重ねる歌い出し。
…これ、なかなか聴けない形かもしれません。
メンバーの皆さんは、諸岡さんの声を聴きつつ、それぞれ呼吸をはかって見つめている感じ。
アカペラのように歌が訥々と紡がれる中、そこにぴったりと合わせてくるバンド。
流石…と言いますか、この方たち凄すぎる。
その中で、終盤にいくほど伸びていく諸岡さんの声は、やっぱり唯一無二の絶品!
メンバー紹介やソロを交えてのたっぷりのアウトロ、恩田さんの見せ場でサッとしゃがんでフロアの視界を広げた麿さんに拍手。
最後の音まで熱く熱く駆け抜けて、第二部、ライブ本編が終了。
そして、間髪を入れずのアンコールに応えて、諸岡さんがメンバーを1人ずつ、ひとこと紹介しながら呼び入れたのですが、
周ちゃんはご自身の還暦記念Tシャツで登場!ひときわ大きな拍手を浴びていらっしゃいました♪
4月に行われるスーパーロボット魂@Zepp HANEDAの前哨戦として…と"Just Dream On"
麿さんに「皆さんにギターを聴かせて!」と振る諸岡さんと、「そうなの!?」とコケる麿さん。
まさかの一度仕切り直しに。これもリハと全然違うこと、の1つだったのでしょうか(笑)
歪み増し増し、ライトハンドも鮮やかなギターに乗せてタイトルコール、から一気にイントロへ。
いつになくテンポが速い!これ、もしかして原曲サイズなのでは…。
相変わらずのリズム&コール泣かせの変拍子、変幻自在のフレーズはさすがヒヅさんのアレンジ。
全身でリズムを刻みながらJack On!!をキメる諸岡さん、心なしか表情が真剣なメンバーの皆さま。
これ、Jack On!!は言わずもがな、フロアの手拍子もズレていく、という難曲なのですよ。
終わった後の、やれたね!やったね!とニコニコな皆さんの表情がすべてを語っており(笑)
そして「やれてホッとしてる」と笑った周ちゃんは、リリース当時のオリジナルプレイヤーで、
あの日、Jack Bitesのコンサートのステージに立っていたひとり。今回もお見事でした♪
そして本日最後の1曲は"Eternity"
イントロは土方さんのギターから、恩田さんへのピアノへと移って緩やかに、嫋やかに。
静かに重なる歌声の響きは、先ほどまでの熱気をふわりと冷まし、包み込んでいくような優しさ。
サビのあたりでスタンドからマイクを外して手にした諸岡さん、そこからさらに深まる声のトーンに、手の動きに、そして表情に
目も耳もココロも惹きこまれるばかりでした…。
原曲にはない、ライブでしか聴けない終盤のフェイクの切なくも力強い響きと、アウトロにかけての音色が最高でした…!
音の余韻と大きな拍手の中、最後にもう一度のメンバー紹介で本日のライブが終了。
変わるもの、変わらないもの。今だから感じられること、あの時だから感じられたこと。
密かに抱いていた"夢"がひとつ、目の前で叶った夜に、そんな想いを抱いた2025年の初ライブとなりました。
今年もたくさんの音とご縁の繋がる1年となりますように…♪

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