学校も会社も1つの節目、の新年度がスタート。 その1本目となる今回、ZOHM"三人衆"ライブは、ブラス音も華やかに"アンジェリーナ"で幕開け。
まず目と耳をひいたのは、いつもと違う諸岡さんのアコギ! 配信には登場していたものの、ライブでは初お目見えのMartin♪ 少し硬めで澄んだ、でもどこか枯れ感のある響きが気持ちいい。 生で聴くと、こんな音色なんですね。 今日のような小編成に似合うなー、と最初の一音で感じた印象は 歌終わりをアコギで繋いだ"風の中のストーリー"でより強く。 サビをフロアに振って、一緒に声と音を合わせて…という一幕と、 ラスサビ前に入るKeyのフレーズが軽やかな鮮烈さを感じた1曲でした。 そこから啓三さんをfeatureして…と"Estrange"へ。 回を重ねるごとに、Keyの手数も音数も格段に増えているんですよね。 その音と、ギターを置いての歌い出した声の深さに瞠目し、 ライブの時だけ少しメロディの変わる終盤の1節に思わず涙腺がゆるみ。 アコギで入れ込むフレーズ、そしてピアノの音色からラスサビへの流れ。 いいトコロで、おや?なコトもありつつ、ラストのリフレインでばっちり挽回してくださいました。お見事! 今日はリハの時から昔のことを思い出していた…という諸岡さん。
次もそんな曲を…と、1st Albumから"素顔"。綺麗に澄んだKeyと、絶妙な間合いで響かせるベースの音色、 そしてレコード(!)の時とはまた違う、今の声だからこその深みを たっぷりと感じさせていただきました。 アコギを爪弾きつつ、今年の6月でデビューから39年を迎えること、 そしてその当日に"三人衆"をやります、という嬉しい告知が。 拍手が起こったところで、"手紙"を。 ギター1本での歌い出しから、そのフレーズを追うようにKeyとBassが優しく重なって、 ふわりと風に乗って流れてくるような音たちが沁みました。 諸岡さんが言っていた「メッセージを乗せて歌えるからね」のひとこと、弾き語りの醍醐味ですね…♪
ここで改めて、本日がライブデビューのMartinをお披露目ー!曲は、いつもより少しテンポをスローに抑えての"戻れない夏"。 優しい声と、少し乾いたクリアな響きのアコギ。 重なる音色が曲調に似合っていて、どこか眩しい、郷愁の光を感じる音でした。 そこからストロークで繋いだ"体より心が"ではフロアにHand Clapを誘い、 そのリズムをTakさんのベースがさらに転がし、啓三さんの音色が華やかに躍り。 歌の背後に煌めくピアノ、前回よりも手数だけでなく色彩もさらにアップしたような。 たっぷりのソロの後、渋く抑えて歌う諸岡さんの声のイロっぽさがもう、特筆モノ! どこかJazzyでオトナな空気をまとって、第一部が終了です。 第二部は、啓三さんとTakさんだけがステージに、諸岡さんはフロアに残ったまま。 何が始まるのかな?と思っていたら「オリジナルをやって、と指示がありまして…」と啓三さんのMCでスタート。 諸岡さん、簡単な曲なら一緒にやる、と言ったそうなのですが、「簡単じゃないから」を繰り返す啓三さん(笑)
Takさんと2人で、オリジナル曲"Melancholy"を聴かせてくださいました!ヒジケンリク然り、"三人衆"然り…ZOHMでは、他では見られないコトがたくさん起こるのです♪ そして、啓三さんのコールで諸岡さんがステージへ。 俺が書いた中で一番素晴らしい曲を、啓三さんにアレンジしてほしい…と アコギを手にして、"Don't Let Me Go"を歌ってくれました。その日が来るのを楽しみに…。 途中、Takさんが即興で音を合わせていたのも、ライブならではの嬉しい場面でした。 MCを挟んで、いい笑顔から流れ出したのは"Love Me Tender"のイントロ。 この曲専用の??お手製のうちわを手にしたトニーさん&あっこさんが呼び上げられてステージに! ツアーうちわを色合わせで見事にレベルアップさせた、お揃いの"愛してる"のサイン。 お2人でばっちり、フリフリしてくれました♪ 手拍子とコールで盛り上がった後は、一転してしっとりと聴かせる"空"へ。 ささやくように響く繊細さと、ココロを揺らし、空気を震わせる力強さが重なる諸岡さんの歌声は 高く遠く広がっていくバラードでさらに冴え…んー、やっぱり、つくづく、いい声ですねえ…。 MCではデビューからの年数に触れて「あと1年で40年」と、少しだけ目線を遠くした諸岡さん。 その言葉も相まって、これまでの道を振り返るようで、それでもやっぱり前を見つめる姿の似合う"Heart to Heart"。
聴きながら、当時流れていたCMの映像とコピーが脳裏をめぐっておりました。そのまま、ふっとフロアを見渡してから歌い始めたのは"今"。 吐息のように歌う1フレーズと、アコギに重なるKeyの音色が印象的で、 啓三さんらしい、静かさの中に華やかさの潜む音に乗るラスサビにホロリ。 好きな人と、好きな時を…の詞を聴くたびに思い浮かぶ情景。 一緒にいるのが当たり前すぎて何気なく過ごしている日々ではあるけれど、 "君となら"と、そう思えるひとに、この世界で巡り合えた奇跡と 今、そこに在る幸せを思い出させてくれる曲、なのです。 続いては、しっとりと音の余韻を繋いで"ずっと"へ。 フロアに振った"ラララ…♪"のフレーズから、最後に長く高く伸ばす声の深さ、 その表情と爪弾いたアコギの響きに、じっくりと浸らせていただきました。 4曲続いてのバラード、…と一括りにはできない、それぞれの色と音の感情の違いを味わう、なんとも贅沢なセトリでした…♪
MCでは、この"ずっと"のアレンジ秘話が。原曲で梅村さんの弾くギターのソロが、音源化された曲の中では一番お好きなのだとか。 以前のようにバンドで、そして弾き語りで…また、その音を聴ける日を楽しみにしています。 続いては、スローなテンポに乗せた渋いアコギの響き、そこにピアノを重ねてDead or Love"。 その音で一気にオトナなダークさを纏った空気は、1フレーズ後からのベースでさらに深く、渋く。 この時の、短めに刻むストロークから埋まれるMartinの音に鳥肌! 最初に感じた「枯れ感」な音色の響きと、諸岡さんの歪みと掠れをきかせた歌声、 そして声になるかならないか…の絶妙なフェイク感が似合っていて、最高にカッコよかったー! 少し長めにとった間奏では、Takさんのソロをたっぷり堪能させていただきました。 やっぱカナメはベースだよね、ベース。(ただのベース好き) そこからアコギ1本でシャウト気味に"Lovin'"。 この崩し加減と間合い、天性…とでも言いましょうか、いつも本当にお見事!!のひとこと。 サビの1フレーズから入るアレンジ、最後に下から上へと弦を弾く一音が好きなのです。 途中、"もっと"&"ずっと"のフレーズをフロアに目で促し、そしてベースソロからKeyソロ! 最後まで渋さと熱さを保ったまま、音終わりの拍手からそのままアンコールへと繋がりました。 MCを挟んで、ハープを手に…いつもと違うキーで始まったのは"秘密基地"。 柔らかなピアノの調べに乗せた、緩やかな歌い出し。このキーだと、少しだけ明るさを増した夕焼けの情景、といいますか 綺麗な鳴りのアコギの音色も際立って、ふわりと光をまとった印象でした。
編成や楽器によって、そしてその時の場の空気によってとりどりに変わっていく歌の感情。これも生のライブならではの楽しみですね…♪ そして拍手はやまず、予定していなかった、というWアンコールへ。 しばしの逡巡と相談の結果?"Eternity"をやる、ということになったのですが、 「これ、三人衆でやったことあったけ?俺、弾けないよ」とギターを置く諸岡さん。 Takさんと啓三さんがスコアを探し出す間に、この曲の生まれたきっかけ、北斗の拳の話から 主題歌を歌ったクリスタルキングの話題、そこからなぜか"大都会"を歌い出す諸岡さん(笑) あのハイトーーーンの音が、難なく?出てくるのがすごい! そんなこんなのひとしきりの後、無事にスコアが発掘され、改めてのWアンコール。 諸岡さんは立ち上がり、まさか"三人衆"で聴けるとは…の、ギター持たずのハンドマイクで。 回を重ねるごとに彩りを増す啓三さんの音と、包み込むように支えるTakさんの音、 そして諸岡さんの声に最後までじっくり浸りきって、本日のライブは終了となりました。 やっと生で聴けた秘蔵っ子の音色も含めて、足すも引くもない、ここだけの響き。 今回もかけがえのない、珠玉の時間を楽しませていただきました。 終了後は、いつものように気付けば終電間際の楽しい時間、もここならでは。 次回は6月、諸岡さんのデビュー記念日に! ←Back to Live Report Menu |