今回は、5年ぶりの京都へ! 前作"Estrange"がリリースされた2020年、こちらで行われるはずだった小島さんとのライブ。 コロナ禍の影響で会場を変えざるを得なくなった…ということで、今回は満を持して再び、の地となりました。
その時はかなりの緊張感を抱きつつ、訪ねた京都。街に全然、人がいない…!という状況だったのですが、今回は大違い。 どっちを向いても外国のお客様がいっぱい。そして賑やか♪ ほんの数年前なのに、隔世の感がありますねえ。 さて、私は初となるこちら、Johhny Angel Kyoto。 何度か通った、お馴染みの小岩のジョニエンの系列店、なんですね。 ほぼ満席の店内。ステージには、演者を待つそれぞれの楽器に加えて、 諸岡さんのギターが2本、今回はガットもスタンバイ。 そして定刻、本日のメンバーの皆さまが客席を通ってステージへ。 中野周一(Drs)/小南数麿(Gt)/住吉中(Ba)/恩田直幸(kb):敬称略 最後に登場し、フロアを見回して笑顔を見せた諸岡さん。 京都の夜は、"アンジェリーナ"で幕開けとなりました。 音もリズムも、初手からいい感じの弾けっぷり。 広がる響きは心なしかいつもよりPOPな印象で、何だか新鮮! 幕開けから一気に音に惹きこみ、周ちゃんがスティックでカウントして"風の中のストーリー"へ。 少し軽め?という、1曲目で感じた印象と同じだったので、これは演奏というよりここの響きなのかも。
それがメロディと諸岡さんの声の柔らかい部分を引き立てていて、今日の"風"は春から初夏へと移っていくようなイメージ。 曲終わりの拍手を受けてのMCでは、久しぶりの京都!という言葉から 好きなメンバーとこうして旅ができて幸せです…と。 そして、アコギに麿さんのスライドギターで歌い出された"空"は、 繰り返される、2つの穏やかなストロークがまるで波のよう。 途中から加わるピアノの音色と、諸岡さんと中さんの声が重なっていく響き、最高でした…♪ 1コーラス終わりのスライドギターを合図に、今度はバンド全体での演奏へ。 "彷徨う…"のフレーズのあたりで、音にぴたりと合わせて右手をふっと上げた諸岡さん。 そして歌の合間での、天を振り仰ぐような視線。 音や歌声に浸りつつ、諸岡さんの見せるそんな一瞬一瞬の動きにも釘付けとなった1曲でした。 よく晴れて、4月にしては暑いくらいの今日。 「京都で見る今日の空は、青空でした」の一言から、"お元気ですか?"と突然の歌い語り。 "歌い続ける毎日です…♪"と、アドリブの詞で引き取って、改めてアコギのイントロから"手紙"。 麿さんの"泣き"の一音、そして恩田さんのオルガンと、ゆったり合わせるベース&ドラム。 曲の終盤に向けて高まった音と声、そこから一転してアコギでフレーズを繋ぎ、フェイクひと声で再びバンドへ。 今日は音の緩急がいつにも増して際立っているといいますか、1つ1つの音が粒立ちながら調和していて気持ちいい。
「皆さんに、僕の手紙は届いたでしょうか?」…なんて一言を挟んで、この曲を作られた中さんをご紹介。 京都ならでは、のエピソードもたっぷりと聞かせてくださいました。 (知る人ぞ知る、ミニブタのお話も…) そして2枚目のアルバムから1曲…と、"Breezing Blue"。 この曲の初出は"All of My Love"(ソロ4枚目)なので、2枚目じゃないですけどね(笑) 抑えたベースとエレピ系のKbが奏でるハーモニーの妙、 そして間奏の麿さんのフレーズに呼吸ぴったりのタイミングで入るドラム。 徒然に響きを重ねる演奏の中、今日はとみに高音がスコーン!と通る諸岡さんの声。 特に、ラストのリフレインからフェイクするところ、絶品でした…! 続いて、「みんな歌いたいでしょ?この中で一番うまいのは…」とニッコリと溜めた諸岡さん。 「…恩田さんなんですー!」 それを聞いた時の恩田さんの表情、なかなかの見ものでした(笑) そこから改めて、本日のメンバー紹介へ。 麿さん、周ちゃんは郷ひろみさんのバックでやっていらっしゃるわけですが、 野口五郎さんには土方隆行さん、西城秀樹さんには芳野藤丸さん…と 「新御三家」のギタリストそれぞれと一緒に演ってる俺、なんてことも話されておりました。
うん、お名前の出た方々以外も含め、そうそうたるメンバー揃いですよねえ。そして、"HOLD ON♪"のフレーズをフロアに振って何度かコールの練習、からの 周ちゃんのカウントで"HOLD ON"。 たくさんの声も腕もペンライトも上がって、タイトルと同義の“続けるさ”の詞が これまでとこれからを繋ぐように響いておりました。 ここで、アコギを下ろした諸岡さん、そして同じくギターを下ろす麿さん。 ステージに置かれていた、諸岡さんのガットギター。 この、バンドを率いてのライブではデビュー戦となるYAIRIのガットが、 今回はなんと麿さんの手に♪ 諸岡さんはハンドマイクにハープを添え、しっとりとピアノに乗せて"秘密基地"。 アコギともエレキとも違う、しなやかで柔らかい、それでいて芯のある音色。
重なり合う音たちと、どこまでも広く深く響く諸岡さんの歌声、そして1つ1つの詞を紡ぐ表情。音だけではなく、歌だけではなく…そこに在るすべてが織りなす、珠玉の時間。 生のライブの醍醐味を凝縮したようなこの1曲で、第一部が終了となりました。 すべての音が鳴り終わった後の余韻がすごい…! しばしの休憩タイムを挟んでの第二部。 メンバーの皆さん、そして諸岡さんがステージに入って客電が落ち、照明がついても 休憩中の歓談の名残りが消えず、かなりフロアがざわめいていたのですが、 前奏なしで発せられた"Lovin'"の第一声が響き渡った途端に、一瞬にしてライブの世界へ。 熱量たっぷりの声と演奏に、惹きこまれたフロアの熱もどんどんヒートアップ。 そのまま繋いで"体より心が"と、渋め熱めの2曲で場を巻き込む構成、2部の幕開けに最高! この会場、1つ1つの音が経つので、こういう渋さをはらんだアップテンポな曲が映えますねー。 ひと息をおいて、印象的なピアノのリズムとギターのフレーズで始まる"Lady"へ。 ゆっくりと歌い出し、サビからバンドで一気に。声のテンションもフロアの熱気も急上昇! この世界に…と広げた手の動き、そしてラスサビに向けて畳みかけるフレーズと、絶妙に掠れる歌声が堪りません><
拍手を受けてのMCでは、来年6月に迎えるデビュー40周年の節目に触れてその頃に出会った人、途中からの人、今日来てくれた人のおかげ。 そんな歌を…と、恩田さんのピアノに麿さんの音色を重ねて始まったのは"今"。 静かにメロディを紡ぐ、その声の深さ。 終盤、ふっとピアノだけの音に戻るところで思わずホロリと感涙…。 聴くたびに、そんな風に思える相手と出会えて、毎日を一緒に過ごしていること、 そんな当たり前のようで大切な幸せを思い出させてくれる歌、なのです。 「これを、京都では初めて歌いました」と諸岡さん。 確かに前回の京都の時には、まだ生まれていなかった曲たち、ですね。 そして次も京都では初!となる「愛してると叫ぶコーナー」、まずはお試し。 すっかりお馴染みとなった皆さんの大きな声&ハートをお手本に、何度かのリトライからカウントを入れて"Love Me Tender"へ。 いつもの方も、初めての方も、笑顔とコールで盛り上げてくださいました♪
続いての"凹んでんじゃねえ"では、手拍子と"Keep On!"のCall&Resを誘いかける諸岡さん。それは麿さん→恩田さん、と繋いだソロでフロアいっぱいに広がっていき、 一気呵成に駆け抜けて、ラストはコールのリフレインで煽り…の王道の流れへ。 これでもか、と麿さんのギターが唸りに唸り、引っ張って引っ張って…に大歓声! そんなエンディングの熱気をそのままに、アコギで"忘れかけた空"へと繋ぎ、 「京都、ありがとう!」のアドリブを交えた歌い語りから、麿さんをコール。 繰り出されたのは、何ともオトナなギターフレーズ♪ 恩田さんのピアノは渋いし、中さんのベースはもう、とにかく一音一音がイロっぽすぎるし。 1フレーズ後から入る周ちゃんの太いリズムに、諸岡さんが鋭いカウントを放ってイントロへ。 この一連の展開、とにかくカッコいいー! 歌い上げていく声の迫力と、アウトロ近くで一本貫くように鳴っていたピアノの冴えた音色、 そしてクリアでタイト、なのにどこか柔らかいスネアの響きが印象的でした。 「京都に、バンドで来られてよかった!」と気持ちよさそうに笑顔を見せた諸岡さん。 最後の1曲は、周ちゃんのカウントから"Eternity"を。 深みのあるピアノとベースに、"泣き"のギターの重なっていくイントロ。 諸岡さんはギターを置いてマイクを手に目を閉じ、ひと呼吸をあけてそっと音に乗せた歌声はアカペラのようで…。 ここまで歌った後に、さらに深みを増すって…何て声なんでしょうね…。
声だけではなく、1つ1つの仕草、表情、その情感に…ただただ魅入っておりました。終盤、1人ステージを降り、客席の後方からバンドの音を見つめていた諸岡さん。 音が止まり、メンバーの皆さんが降りてくるのと入れ替わりに再びステージへ。 MCから、改めて1人ずつを紹介。 そして立ち位置に入るまでに、マイクの前でひとこと言ってくれるメンバーも♪ 全員が揃ったところで、今度は諸岡さんがガットギターを持ってのサプライズ。 今日いらしていた、お誕生日当日!の方へのHappy Birthday♪から"ずっと"を。 ガットの音色はどこまでも優しく、添うKeyの音は深いオルガンを思わせる響き。 麿さんの、泣かせにくるソロのフレーズから、ガットの爪弾きだけでそっと歌われる声と この曲でもなお、艶っぽさをまとったベースにうっとり。この雰囲気、フレットレスも似合いそうですねえ…。 フロアにもコーラスを振って、最後はゆっくりと語るように歌をおさめた、その声の余韻に、改めて感無量…でした。 鳴りやまない拍手に、予定外?のWアンコールは、アコギ1本でサビから歌い出された"Endless Road"。 バンドの音が重なって、サビのリフレインで大きく広げられた手と、ここにきてさらにさらに伸びていく声に圧倒。 ラスサビ前のベース、からのドラムでバシっと音とリズムがハマるところ、Call&Resで揺れるフロアの光景。 何だかいつも以上にステージが眩しく感じられたひと時でした。 コロナ禍でのリリースライブ、あれから5年。新しい曲たちとアルバム、そしてバンドでの京都ライブを見届けられて幸せです。 <おまけ> ライブ前には、京都と言えば…の志津屋さんのカルネを召し上がったようで…。あれ、美味しいんですよねー♪ 街の風景やご当地モノいろいろ、もライブ遠征の楽しみのひとつ。さてさて、明日は大阪へと向かいます! ←Back to Live Report Menu |