2025年7月13日
LAST WALTZ
(四日市)
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(Opening Act)
昭和ノウト
ジェ ファン
Bee C loud

Dead or Love
あの日
手紙
Unchain My Heart
アンジェリーナ
泣いてんじゃない
Estrange
体より心が
Love Me Tender
Don't Stop!Carry On!
HOLD ON
秘密基地
(En)
ずっと

コロナ禍で活動がままならなかった頃、諸岡さんが手探りしつつ始めた、ライブ配信アプリでの生配信。
その中でご縁が繋がった方との数年越しの約束を果たす…ということで、今回のライブが実現しました。
真っ青に広がる空を見上げながら、一路、初の三重県へ♪
桑名さんとも所縁のある、故 南野健司さんのお店。
伊勢から、名古屋から…応援チームもかけつけて満席!
主催者、水谷哲平さんの司会で、まずはO.Aのステージ。
水谷さんがボーカルを取る3組目が終わったところで
改めての紹介で諸岡さんが登場し、ライブがスタート!
アコギ1本、1人での弾き語りライブは久しぶり。
諸岡さんのステージは配信しません!という前置きで、
Opening Act3組の演奏を生配信していた水谷さん。
司会とアクトの兼任で止めるのを忘れてしまったらしく、
諸岡さんが弾き始めてから慌てて配信を切る、なんて、いきなりのハプニングもありました(笑)
幕開けは、"Dead or Love"を弾き語りで。
落としたテンポと、スローにはじくストロークが渋い!
最近到来した新機材を持ち込んでいた諸岡さんですが、
今回は残念ながら音の都合で使用を見送ったそうで
ストレートに響くアコギと、ダイレクトに通ってくる声が
名実ともに「目の前で歌っている」感たっぷり。
ジャンルも音も色とりどりなOpening Actの皆さんの流れから、
一気に諸岡さんの世界へと引きこむ声、いつもながら絶品!
幕開けに選んだ曲目がこれ、というのがイイですねえ…。
そして「来る時に、空が綺麗だったので…」と一言を添えて
"空"を、こちらも弾き語りで。
2コーラスの入りで、アコギを軽く叩いてアカペラで歌い、
そこから後半には間合いやフレーズにアレンジが加わる感じ。
これは弾き語りでしか味わえない贅沢さ、ですね。
MCでは、こちらLAST WALTZの故オーナーさんのことを。
お名前が同じ「けんじ」、長崎のご出身で、桑名正博さんのOpening Actもされていたのだとか。
巡りめぐって繋がる人の縁、今日ここで、また新しい道が繋がったんですね。
桑名さんのお名前が出たところで、"月のあかり"を1フレーズ。そのアンサーソングで…とエピソードを添えて"あの日"を。
ハープとアコギで奏でる、ゆったりと揺蕩う音色と、どこか遠い視線で言葉を紡いでいく歌声。
札幌で、大阪で…そして今日、またひとつ、桑名さんとの所縁のある場所で
この曲を聴くことができました。
間奏で「歌っていたら思い出しました。四日市、桑名さんと来ましたね」と
ぽつりと呟いていたひとことと笑顔が印象的でした。
そのまま音を繋いでの"手紙"は、じっくりと聴かせて情感たっぷり。
歌声に乗せられた想い、空の上の方たちにも届いたでしょうか…。
しっとりと浸る空気を一変させるように、ふいにハープを吹き鳴らす諸岡さん。
熱をはらんだ、どこかブルージーな音とともに立ち上がってフロアのClapを誘い、
飛び出したのはまさかの"Unchain My Heart"
ライブでは久々に聴く、Joe Cockerのナンバー。
もちろんカッコいい原曲ですが、諸岡さんの歌うコレ、実は原曲より好きなんですよねえ。渋さというかハネ加減というか…。
そんな意外な選曲をキャー♪と喜んでいたら、一瞬、ニヤリ、と形容したくなるような笑顔を見せた諸岡さん。
絶妙な間合いでタメたところで、"アンジェリーナ"に繋がりました。ここでこう来ますかー!!
アコギでリズムを打ちつつ、フェイクを交えて渋く追い上げ、サビから再び"Unchain My Heart"をMIX。なにこれカッコいい!
弾き語りだからこその変幻自在な曲まわし。これがまさか、リハでも配信でもなく、生のライブで聴けるとは♪
いつものライブでは見られない、稀少なシーンをたっぷりと楽しませていただきました!
トークを挟んで「これ知ってる?」とHall&Oatsの"Everytime you go away"を1フレーズ、
そこから洋楽繋がりでHONDAのCM曲、"You're in my Heart"も。
アコギのボディを軽く叩くリズムと、時折キュっとなる弦の音がいい雰囲気。
お酒と話が弾みすぎている一部のフロアにも声をかけつつ、ここで一度、仕切りの乾杯!
そんなこともあってか、今日は曲間のMCが多めな感じ。
次はアルバム"秘密基地"を作るきっかけとなった、最初の1曲"泣いてんじゃない"を。
ざわついたフロアの空気をライブの世界へ引き戻していく、鋭いアコギの音色。
ここまでイントロをたっぷり取るのは初めてじゃないでしょうか。
ストロークごとに気持ちが込められていくかのような、表情の変化が印象的でした。
"俺はここに…"と歌いながら、右手をさっと上へ。
熱く鋭く、転調後のブレイクの絶妙な間合いと緩急は弾き語りならではの妙味!
想いが迫り上げてくるような、気持ちのいい緊迫感が最高でした。
聴きながら、知らず知らず息をつめていたようで…最後の弾き切りの後、思わず深呼吸。
ひとことを挟み、一転して柔らかな音色とささやくような歌声で"今"
この緩急、それぞれに変わる音や声の彩りを感じられるのも、ライブの醍醐味ですね。
歌い終わりから音を繋いだ"Estrange"は、同じ"ささやくような"でも、先ほどとはまた違う色合いの声。
30数年聴き続けていてもなお新しく深い。諸岡さんの声&表現の引き出し、いったいいくつあるんでしょう…。
終盤の"夢のかけら…"と音程を上げるところ、そしてラスサビでタメてからの転調、いつ聴いても惚れ惚れです。
アコギと声だけで織りなす、どこかセピア色な情感の"Estrange"、素敵でした。
そこからテンポアップして"体より心が"へ。恒例の"Oh Yeah!"のCall&Resタイムをいつもよりたっぷりとって、
女性だけ→LAST WALTZのママさん→男性だけ→みんなで!とコール回し。
フェイク多めで、絶妙に崩した歌声と、少し粗さを加えたアコギが渋い!
後半で、もう一度Call&Resを誘ってニッコリ。
このくらいフロアからの声が出てくると、楽しさも増しますねー♪
そして「参加型になってきました!これ、名古屋で流行ってるんです」と
前触れなく"これが最後の恋…♪"と笑顔で歌い出す諸岡さんに、
即座に迷いなくばっちり応える"あいしてるー!!"の満場のレスポンス。
この"Love Me Tender"のコール、どこのライブでも定着した感がありますね♪ 今日は途中でブレイクを入れてみたり、タメてみたり…と遊び心もたっぷり。
続いて「ガンダムの曲を…」のひとことに沸く店内。
本番の直前まで、オケを使うつもりで用意されていたそうなのですが、
「弾き語りで、2人で歌います!」と。
2人…水谷さんと?と思ったら、名古屋の熱血正義でいつも諸岡さんの曲を見事に歌ってくださるIさんをご指名、ステージへ!
手拍子を煽っての"Don't Stop!Carry On!"、一緒にマイクを握るIさんにサビを振ってみたり(そしてばっちり歌い上げたり)
フロアでは拳があがっていたり、声を合わせたり…と大盛り上がり。
そのまま繋いで"HOLD ON"を、こちらも弾き語りで。
途中、マイクから離れてステージを降り、フロアを周りながら歌う一幕も。
こちらも拳&コールで熱く盛り上がる1曲となりました。間近で聴く生声、大迫力ー!!
大きな拍手の中、少しクールダウンするようにMCを挟みつつ、ハープを持つ諸岡さん。
最後に、アルバムのタイトルになっている曲を…と"秘密基地"を。
初めの一音、ひと声で空気を塗り替えて、レトロ感のある店内の雰囲気も相まって
どこか、今日も歌われた"あの日"に繋がるような郷愁と想いを感じた1曲。
いつか、この場所でのこの時間も大切な"秘密基地"の思い出になるんだろうな…などと
いつもとは違う地でのライブだからこその感慨も抱きつつ、聴いておりました。
音の余韻が残る中、この曲でライブ本編が終了。
すぐに水谷さんが登場し、お2人でのトークを挟んでアンコールへ。
アンコール曲は"ずっと"。ふわりと優しい笑顔で締めくくった表情が印象的でした。
ここでしっとりと終了…と思いきや、水谷さんが再登場して、最後のトークタイム。
今回が初対面だというお2人、「哲平ちゃんに書いた曲」なる"哲平SONG"が即興で誕生しておりました(笑)
ライブの直前まで、やる曲も、順番も、オケか弾き語りか…どうしようかな、と言っていた諸岡さん。
蓋を開けてみれば、他ではなかなか聴けないオール弾き語り!の贅沢なひとときとなりました。
長いコロナ禍、そこから配信が定着化して、出会って繋がって・・のご縁で実現した、数年越しの約束が果たされたライブ。
ライブ終わりに見上げた空には大きな月。
月の満ち欠けのように、出会いがあれば別れもあって…の忘れがたい一夜となりました。
そして、この日も翌日も広がっていたどこまでも青い空に、旅立った方への想いも重ねつつ…ありがとうございました!

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