2025年12月12日
クロコダイル
(原宿)
MENU
(第一部)
アンジェリーナ
Remember You
手紙
SIGNAL
ただひとつの嘘
All of My Love
Estrange

(第二部)
Moonlight Surprise
エール
Love Me Tender
秘密基地
Lady
WITH
忘れかけた空

(En)
ずっと
Endless Road

2か月連続のクロコダイル、店内もSEもクリスマス一色の今回は、初組みな2人によるツインギター!
【本日のメンバー(立位置順・敬称略)】恩田直幸(Kb)/住吉中(Ba)/梅村仁(Gt)/中野周一(Drs)/小南数麿(Gt)

そして、今回が初出しとなる諸岡さんの新グッズは、「欲しい!」との声が多かったフルジップパーカー。
私を含め(笑)開演前に入手した皆さん、さっそく羽織ってライブに臨んでおりました。
メンバーの皆さんがそれぞれ位置に…と、ひときわ目を引いたのは
グリーンの髪に赤いTシャツ、とクリスマスカラーな周ちゃん。
上手側に麿さん、下手側に梅村さんという布陣でライブが幕開けです。
1曲目の"アンジェリーナ"、諸岡さんはハンドマイクで。
初手からトップギアの歌声に、ツインギターの迫力、鮮やかなKeyの音色、
そしてしなやかに刻まれるリズムと中さんのイロっぽベース。
あっち見てこっち聴いて、と耳も目も嬉しい忙しさ!
続く"Remember You"も、ハネ加減がいい感じ。
加えて、前回にも増しての"Uh-Ah"コーラスの厚みが最高でした♪
2曲で一気に場をライブへと引き込んだところで、ひと呼吸をおいて
「歌おうと思ったのは、21歳の時でした」とアコギを手に"手紙"
音と声で空気の色を塗り替えていく、この緩急がいつもながら堪りません。
終盤、大サビに向けて熱を上げていく音が直前でピタリ、と止まり、
アコギだけで奏でた1フレーズ。その間合い、その響きがまた絶品…!
最後は麿さんが"泣き"のGtを響かせ、ゆっくりと、たっぷりの余韻を残した今日の"手紙"でした。
そこから、諸岡さんがアコギをしゃらりと鳴らして歌い出したのは"SIGNAL"
爪弾く音色に、どこか切ない響きを含ませた歌声でサビのメロディを紡ぎ、
そこに周ちゃんがカウントを挟んで、バンドの音が入ってイントロへ。
重なる音の中で、恩田さんの弾くオルガンの音色がとっても効いていて、
曲全体のイメージによく似合っておりました。
ライブで長らく歌われつつ、まだ音源化されていないこの曲。
歌われるたびに変わる色と、変わらぬ少しセピアめいた色が溶けあう感じが
"ガラス細工の…"という詞と相まって大好きなのです。
アウトロのフェイクに麿さんのGtを重ね、その音をアコギで引き取って繋いだ"ただひとつの嘘"
抑えている中に万感のこもる歌い出しの声、そして周ちゃんのカウントで重なる音の厚み。
その取り合わせの妙と、麿さんの高めの音色と梅村さんのバッキングのバランスの妙。
そんな贅沢な響きたちを、じっくりと堪能させていただきました…♪
そして後半で、"1誰よりも…♪"とアコギだけで呟くように歌った後に入ってくる、
中さんのベースのイロッぽぶりといったらもう。(大好物)
原曲とは少し違う、バンドならではのアウトロもカッコよかったです!
ここで、改めて諸岡さんからメンバーを紹介。一部、自己紹介を振られている方も(笑)
同じ九州出身ということで、突如ネイティブ会話が始まる麿さんと諸岡さん。
諸岡さんからの「ロックって何?」の問いに、即座に「岩!」…さすが。
そして直後に「周一、ロックって何?」と振られて「54!」と答えた周ちゃん。
こちらもさすがな切り返し!さては、やり取りの間に考えてましたね?
さてフロアはというと、答の意味がすぐわかって笑い出した組と、
「??????」になっていた組に分かれていたようで(笑)
そんなこんなのMC、どこを取ってもメンバーの色が見えて楽しいのです。
転がる話題の中、周ちゃんを皮切りに麿さん、諸岡さんからグッズの紹介も。
実は今日、諸岡さんのライブにしては珍しく(?)
物販エリアにたくさんの種類のグッズたちが並んでいたのです。
周ちゃんのグリーンなアイテムたちに、麿さんの新アルバム記念、そして諸岡さんの新パーカーなどなど。
諸岡さんは、「パーカー、もう着てくれてる人があそこにも!ここにも!」と指差しながら、
笑顔でフロアのあちこちを見回しておりました♪
そして、いつかも話してくれた駒沢公園でのエピソードから、午前4時に生まれた歌を…と
"All of My Love"をアコギ1本でゆっくりと。
こちら、リリース時に、もともとライブでやっていた歌からタイトルを含めて変わったのですが
最初の頃の詞やフレーズも好きなんですよね。いつかまた、聴ける日は来るのでしょうか…。
アコギで1フレーズ歌った後に、バンドが入ってテンポアップ。
梅村さん&中さんのWコーラスと、その中を突き抜けてくる諸岡さんの声のハーモニーに、
印象的なイントロフレーズをアコギだけで奏で、そこにバンドが一気に入るアウトロのアレンジ。
その華やかさを、同じアコギ1音ですっと転じてみせた"Estrange"
合わせる恩田さんのエレピの音色と旋律は、柔らかくもどこまでも深く、
梅村さんの奏でるどこか儚げなギターも相まって、ただただ聴き入ってしまう豊かな響き。
そして2コーラスから入る中さんのベースの音、歌声とともに、深くココロに沁みました…。
途中でアコギを離してマイクを手にした諸岡さん。
ふとした仕草、手の表情、目の動き。そして何より、一層深まったその声にじっくりと浸って、余韻の中で第一部が終了です。

あけて第二部は、諸岡さんは白の革ジャン、周ちゃんも緑のTシャツに着替えて登場。
諸岡さん、まずは、ギターを持たずにハンドマイクでステージ中央に立ち、
抑えたライトの中から流れてくる恩田さんのピアノに乗せて"今"
…ですが、ここでちょいとのハプニングがあり、改めてもう一度。
大サビ前のピアノがとにかく綺麗で…最後の響きまで、じっくりと聴き入りました。
そして、上着を「暑い」と脱ぎ、アコギを手にした諸岡さん。
ずっと欲しくて探していた、という白い革ジャン、1曲だけの短命衣装でありました。
ホントに歌とMCとのギャップがクセになる(?)、諸岡さんのライブなのです(笑)
続いては、麿さんのスライドギターで"空"
3本のギターが織りなす、それぞれの音色が重なり、さらに広がっていく響きと
その中をまっすぐに通ってくる諸岡さんの声に、思わず目を閉じ…。
初見の印象もあるのでしょうが、この曲はやっぱり中さんの声と音が一番しっくり。
"あの日と同じ…"と、諸岡さんの一瞬の遠い視線と、空へと伸ばされた手が印象的でした。
MCを挟んで、2ndアルバムの"MIDWAY"から…と"Moonlight Surprise"
ツインギターでコレが来ますかー!
厚いけれども柔らかさのあるコーラスに、アウトロのリフは梅村さん。
それぞれのギターの音の違いがあって、聴き応えたっぷり。
この曲の明るめの余韻で、場の空気が転換していくようでした。
そして、九州で繋がったご縁の話を「歌は世界一になったと思います!」の
言葉へと結んで、宅島建設の企業CMに起用された"エール"を。
"Wow…♪"のコールを煽り、フロアも一緒に拳をあげて、声もあげて!
昨年のツアータイトルとなった、この"エール"。
とっても好きな一節がありまして…私にとっても忘れえぬ1曲なのです。
歌終わりをそのまま手拍子で繋いだ"Love Me Tender"は、
何度も足を運んでくださっている方も多い今日、さすがの息ぴったり。
ハートもばっちり、"愛してる♪"もばっちりで、諸岡さんも一緒にいい笑顔!
ライブならではのこの呼吸感と、コール後でドラムと音がぴたりと合うタイミングが最高。
MCで呼吸を置き、続いても最新アルバムからタイトル曲"秘密基地"を恩田さんのピアノで。
今さらながら、そして毎度ながら、何度でも言いますが…いい声ですねえ。
聴くたびに深まる、かげかえのない宝物。
そして梅村さんの弾く間奏のリフが何ともメロディアスなフレーズと優しい音色で、
今夜、ここでこれを聴けた幸せに感謝、でした。
余韻の残る中、ステージが一瞬暗転し、そこに響いたのはアコギの音色。
アルバム"秘密基地"の演奏を手がけた、故 牧野信博さんのエピソードに触れて、
「人間、何があるかわかりませんが…」の言葉とともに、ひと息を吸い込んで
"この命に終わりがあるというのなら"と"Lady"へ。
ライブのたびに化けるこの曲、今日はいつになく強く、熱く、
抑えた声までもどこか叫びを感じさせるような…そんな魂の強さを感じる歌声。
この世界で巡りあえた奇跡、その1フレーズを今夜もまたココロに握りしめておりました。
終盤で魅せた、ギターのユニゾンも聴きものでしたー!
ラストを周ちゃんのドラムで繋ぎ、「Drums、中野周一!」のコールを合図に響いたのは"WITH"のイントロ。
しなやかなスネアが映える軽妙なリズムに、弾む手拍子。
飛び跳ねだしそうな諸岡さん、ストレートに楽しそう!
間奏での恩田さんの音と、そこに絡む2本のギターが
とにかく気持ちよかったですねー♪
ここからは一気呵成に畳みかける"忘れかけた空"へ。
イントロに乗せて、1人ずつメンバーを紹介。
「今年、最後ですからね!」と手拍子をさらに煽って、
Call&Resでどんどん勢いを増していくステージ。
もう、スタンディングしたくなるほどの熱量でした!
その中でも歌に添いつつ、きっちりとキメてタイトにまとめる周ちゃんのドラム、
うねりながら支える中さんのベース。
特に、2コーラスに入るあたりで、音を落としたところのドラムがまたイイんですよねー♪
そして、間奏での恩田さんのソロが圧巻でした!
最後はアコギを手からおろし、疾走感のある歌声と音で走り抜けた演奏を拍手が包んで、第二部が終了です。
間髪を入れずのアンコールに応えて、諸岡さんが1人…と思ったら、皆さん一緒にステージへ。
梅村さんの弦が切れてしまったらしく、張り替えの間に周ちゃんからの告知タイム。
4月に、何やら楽し気な企画を立てていらっしゃるそうで…諸岡さんも出演予定とのこと。
年明け?の詳細情報の解禁、楽しみに待ちたいと思います♪
この告知から、色々な昔話があれこれボロボロと飛び出しておりました(笑)
そして「梅ちゃんのアコギがよくて…人生の中で一番いいソロを聴かせてもらいました」と
梅村さんがアコギに持ち替えての"ずっと"
やっぱり別格、な珠玉の間奏ソロを今回も堪能させていただきました。ん−、いい音。
最後に高く、長く伸ばした声で溜め、そっとラストの1フレーズを音に乗せた歌声。
その響きが深く沁みたところで、12月のライブならでは?のクリスマスソングの一節を重ねて
あと数本、ステージは残っているものの、バンドを背負っての今年のライブはこれで終了。
今年1年、色々な音の表情を見せてくれたライブたち。
その時その時、同じ場所に在れた幸せを改めて感じた夜でした。

←Back to Live Report Menu